MNP予約番号とは？取得方法、手続きの流れを紹介！

Category : のりかえiPhoneAndroid

MNP予約番号とは、スマホの通信事業者（ソフトバンク/ドコモ/auなど）をのりかえる際、引き続き同じ電話番号を使いたい場合に必要となる番号です。

「今使っている電話番号をのりかえ先でも使いたい」「MNP予約番号発行までの流れを知りたい」という方に向けて、本記事では、MNP予約番号の取得方法、取得時の注意点や、 ソフトバンクのサブブランドとして格安SIM・スマホを提供するワイモバイルへのりかえる流れを紹介します。

MNP予約番号とは

MNP（エムエヌピー）とは、Mobile Number Portabilityの略称で、直訳すると「電話番号の持ち運びができること」です。

MNP予約番号は、スマホの通信事業者をのりかえた後も引き続き同じ電話番号をご利用（MNP）したいときに必要になる10桁の番号です。

のりかえ前の通信事業者でMNP予約番号を発行してもらい、のりかえ先の通信事業者に発行した番号を使って転入する仕組みになっています。

のりかえ後も同じ電話番号を利用できると、知人友人に電話番号の変更を周知する必要がなかったり、勤め先や賃貸の管理会社、金融機関やクレジットカードに登録している電話番号を変える手間も省けたりと、非常に便利です。

MNP予約番号が必要になるとき

MNP予約番号が必要になるときは、現在利用している通信事業者を解約し、新しい通信事業者とご契約した後も、そのまま同じ電話番号を使い続けたい場合に限定されます。

通信事業者ののりかえと同時に、新しい電話番号を取得する際には必要ありません。その場合は、のりかえ前の通信事業者を通常どおりに解約し、のりかえ先の通信事業者で新規契約を行います。

また、同じ系列の通信事業者間でののりかえであれば、MNP予約番号を発行しなくても電話番号の引継ぎができるケースもあります。

たとえば、ソフトバンクからワイモバイルへののりかえは、MNP予約番号を発行する必要がなく、より簡単な手続きでのりかえられます。

MNP予約番号発行の申込み方法は3つ

MNP予約番号は、そのまま同じ通信事業者に申し込みをして発行してもらいます。お申し込みの方法は次の3つです。

• Webサイトのマイページからおこなう
• サポート窓口へ電話をかける
• 店舗で対応してもらう

Webサイトのマイページからおこなう

各通信事業者は、オンライン上でご自身の契約状況の確認や各種手続きをおこなうためのマイページを設けています。

MNP予約番号発行のお申し込みは、各社通信事業者のWebサイトのマイページからも行えます。

申し込み自体は24時間可能なので、日中は忙しくて店舗を訪れたり、サポートに問い合わせたりする時間が取れない方にもおすすめの方法です。

なお、MNP予約番号はSMS（ショートメッセージサービス）でのご案内となる場合もあり、SMSを受信できない際には店舗での申し込みが必要となることもある点に注意ください。

また、WebサイトのマイページからMNP予約番号の発行は受付のみとなり、手続き完了は翌朝以降になるケースもあります。

サポート窓口へ電話をかける

のりかえ前の通信事業者に電話サポート窓口があれば、電話によるMNP予約番号の取得手続きも可能です。

電話サポート窓口での申し込みは、日中から20時ごろまでの時間帯に限定されています。

土日や月末などは特に問い合わせが集中するため、電話がつながるまでに時間がかかることが予想されます。

また、MNP予約番号の受け取りは、Webサイトでのお申し込みと同様にSMSでの通知となる場合があります。該当の端末の故障などにより、SMSを受信できない場合にはご利用になれません。

SMSを受信できない場合は、店舗での方法を検討しましょう。

店舗で対応してもらう

店舗を持つ通信事業者であれば、店頭でもMNP予約番号の発行をしてもらえます。対面で話し合いながら手続きを進めたい方におすすめの方法です。

店舗でMNP予約番号を発行する場合は、利用中のスマホ本体に加えて、運転免許証や日本国パスポート、個人番号カード（マイナンバーカード）などの本人確認書類が必要です。

契約者さまが未成年や外国籍の方の場合、法人の場合には、それぞれ必要書類が異なります。詳しくは、利用している通信事業者の公式サイトにてご確認ください。

MNP予約番号の手続きの流れ

以下では、一例として他社でで取得したMNP予約番号を使ってワイモバイルへ転入する流れを紹介します。おおまかな流れは次のとおりです。

1. 利用中の通信事業者でMNP予約番号の発行手続きをおこなう
2. 利用中の通信事業者でMNP予約番号を受け取る
3. ワイモバイルでMNP予約番号を使って新規契約をする

まず、現在ご利用されている通信事業者でMNP予約番号の発行手続きを行います。お申し込みは、前述した「Webサイトのマイページ」「サポートへの電話」「店舗」の3つのパターンがあります。

MNP予約番号の発行手続きが完了すると、10桁のMNP予約番号が発行されます。Webサイトのマイページから、または電話サポート窓口からの手続きの場合は、該当のスマホにSMSでMNP予約番号が通知されます（マイページやメールで通知される場合もあります）。

最後に、ワイモバイルで他社からののりかえ（MNP）手続きを行います。ワイモバイルショップやワイモバイルの取扱店、またはオンラインストア（SIMカードはnanoSIMのみ申し込み可能）からの申し込みが可能です。

ワイモバイルショップでの手続きに必要なものは以下のとおりです。

• ご契約者さまの本人確認書類
• MNP予約番号
• SIMロックのかかっていないスマホ
• キャッシュカード、または通帳と印鑑（金融機関お届け印）……口座振替にする場合
• クレジットカード……クレジットカード払いにする場合

※ ワイモバイルオンラインストアでご契約の場合、移転元の事業者によっては、MNP予約番号が不要な方法（ワンストップ）でお手続きができます。

ご契約者さまの本人確認書類は、運転免許証、日本国パスポート、マイナンバーカード（個人番号カード）、療育手帳、身体障がい者手帳、精神障がい者保健福祉手帳、特別永住者証明書、在留カード（旧外国人登録証）＋外国パスポートのいずれかが必要です。

また、ワイモバイルで契約をする場合、スマホとSIMをセットで購入するか、microSIMまたはnanoSIMに対応したSIMロックのかかっていないスマホをご用意の上でSIMカード単体で契約してください。

詳しくは、こちらのページよりご確認ください。

MNP予約番号を取得する前の注意点

MNP予約番号を取得する際には、注意事項があります。

• MNP予約番号には有効期限がある
• MNP予約番号を発行した時点ではのりかえは未完了である
• のりかえ前の通信事業者のメールアドレスの引き継ぎ方法

MNP予約番号には有効期限がある

MNP予約番号には、発行日を含めて15日間の有効期限がある点にご注意ください。

有効期限を過ぎるとそのMNP予約番号は無効となり、再度ご利用されている通信事業者にてMNP予約番号の発行をおこなう必要があります。

他社からワイモバイルへののりかえで、オンラインストアによる手続きをおこなう場合は、SIMカードの配送からアクティベート（該当の端末でおこなう利用開始手続き）までの十分な期間をもっていただくために、MNP予約番号の有効期限が10日間以上残っている必要があります。

有効期限が9日間以内の場合は、MNP予約番号の再取得をしてください。

MNP予約番号を発行した時点ではのりかえは未完了である

ご利用中の通信事業者でMNP予約番号を発行した時点では、まだのりかえは完了していません。

のりかえ先の通信事業者での申し込みが終わり、該当のデバイスでSIMカード、もしくはeSIMによるアクティベートが終わった時点でのりかえが完了します。

のりかえ前の通信事業者のメールアドレスの引き継ぎ方法

MNPでは電話番号の引継ぎを行えますが、通信事業者でご利用されていたキャリアメールアドレスは引き継ぐことができません。

キャリアのメールアドレスも引き続きご利用になりたい場合は、別途のりかえ前の通信事業者が提供するキャリアメールの持ち運びサービスをご検討ください。

たとえば、NTTドコモの「ドコモメール持ち運び」、auの「auメール持ち運び」などのキャリアメール持ち運びサービスがあります。どちらも、それぞれのキャリアを解約したユーザーが対象となり、1メールアドレスあたり月額330円で利用できます。

MNP予約番号受付窓口について

最後に、他社からワイモバイルへのりかえる際のMNP予約番号受付窓口をまとめて紹介します。電話からお申し込みの場合は、受付時間が20:00までとなるため注意しましょう。

NTTドコモ

au、沖縄セルラー

楽天モバイル

UQモバイル

まとめ

MNP予約番号の役割や取得方法、MNP予約番号の発行からのりかえ（MNP）までの流れやご利用になる際の注意事項を紹介しました。

通信事業者をのりかえる際は、受付窓口の混雑やMNP予約番号の有効期限などを考慮しつつ、スケジュールに余裕をもって手続きを進めましょう。

ワイモバイルは、全国に店舗をもつソフトバンクのサブブランドです。対面での手続きも行っていますので、気になることやご心配なこともぜひお気軽にお問い合わせください。