大きな事件が発生すると、フェイクニュース(主にネット上で発信されるウソの情報でつくられたニュースのこと)が出回るケースが増えます。ウソを見分ける方法として、適切でないものはどれでしょう?
一番はじめの発信者は誰かを見極める
国や自治体の公式サイトや、ニュースサイトなど、SNS以外の情報と照らし合わせる
自分に教えてくれた人が正直な人かどうかを考える
学校内の人間関係に関わる「ネットいじめ」に関する情報として正しいものをすべて選んでください。
SNSに直接悪口を投稿する他に、本人の嫌がる画像などを拡散させることも「ネットいじめ」に含まれる
直接悪口を言われたり危害を加えられるいじめの他に、インターネット上で悪口を書き込まれる「ネットいじめ」に関する相談も学校にすることができる
「ネットいじめ」にあった場合に、児童生徒や保護者は発信された情報の削除や発信者を特定するための協力を、法務局などに求めることができる
SNSに直接悪口を投稿する他に、本人の嫌がる画像などを拡散させることも「ネットいじめ」に含まれる
直接悪口を言われたり危害を加えられるいじめの他に、インターネット上で悪口を書き込まれる「ネットいじめ」に関する相談も学校にすることができる
「ネットいじめ」にあった場合に、児童生徒や保護者は発信された情報の削除や発信者を特定するための協力を、法務局などに求めることができる
「いじめ防止対策推進法」では、計画的・組織的にいじめ対策を行うことを学校や教育委員会などに義務付けています。いじめには「ネットいじめ」も含まれており、児童生徒から相談があれば、学校は組織をつくり、事実関係を調査しなければなりません。情報開示を求める際には、法務局などへの協力を求めることも可能です。
「ネットいじめ」では、スクリーンショットを撮って、証拠を残すことが大切です。量が多い場合はその画面をスクロールしている動画を撮るのもよいでしょう。
次のうち、肖像権の侵害に当てはまる可能性があるものをすべて選んでください。
本人の許可なく寝顔の写真をSNSにアップする
仲の良い友人と一緒に撮った写真を本人の許可なくSNSにアップする
会社や地域、学校のイベントで撮影した顔がわかる写真を本人の許可なくホームページにアップする
子どもから「身に覚えのないお金を請求するメールが届いた」と相談されました。次のうち、あなたが最初にとるべき行動で間違っているものをすべて選んでください。
子どもを叱って、反省させる
請求のメールの文面をしっかりと確認する
請求されたお金を振り込む
消費生活センターや行政の相談窓口など専門機関に相談する
子どもが、実際には会ったことがないSNS上の友達とやりとりをしているようです。子どもに伝えておくべきこととして、当てはまるものをすべて選んでください。
写真や動画は、もし拡散されたら完全には消せないため、絶対に相手へ送らない
保護者への相談なくSNSで知り合った友達に会いにいかない
住んでいる地域や学校名など、個人情報につながることは教えない
写真や動画は、もし拡散されたら完全には消せないため、絶対に相手へ送らない
保護者への相談なくSNSで知り合った友達に会いにいかない
住んでいる地域や学校名など、個人情報につながることは教えない
ネットを介したやりとりには、楽しみだけでなく危険も。警察庁「令和5年の犯罪情勢」によると、SNSに起因する事犯の被害児童数は令和5年、1663人にのぼることがわかりました。
SNS等が起因で性犯罪等の被害に遭う18歳未満の人も増加。子どもを家出させ自分の支配下に置く行為は未成年者誘拐罪に、子どもの下着姿や裸の写真を撮って送らせることは児童ポルノ製造罪に当たる場合があります。お子さまとSNS利用のリスクについて話し合っておきましょう。
出典:警察庁ウェブサイト
世界中で人気のサービスに「Instagram」や「TikTok」があります。これらのサービスには年齢制限があります。
利用していいのは何歳からでしょうか。正しいものを選んでください。
5歳以上
10歳以上
13歳以上
18歳以上
自分の子どもが芸能人のSNSに「気持ち悪い」「芸能界から消してやる」と書き込んでしまいました。この場合、どのようなリスクがあるでしょうか。当てはまるものをすべて選んでください。
犯罪になる可能性がある
民事訴訟で慰謝料などを求められる可能性がある
個人的な感想なので何の問題もない
子どもから「掲示板に自分の悪口が書き込まれているのを見て嫌な気持ちになった」という報告を受けました。確認してみると子どもについての中傷が個人情報と共に書き込まれています。誹謗中傷を書き込まれたときの対応について、間違っている行動を選んでください。
反撃をする
スクリーンショットを撮っておく
プロバイダーに通報する
アカウント乗っ取り被害にあわないための予防法として、正しいものをすべて選んでください。
サイトごとにIDやパスワードを変える
二段階認証を設定する
生体認証を使用する
パスワードを忘れないように、同じパスワードを使い回す
ある日、 スマートフォンの通知を見ると「お客様宛にお荷物のお届けにあがりましたが不在のため持ち帰りました。下記URLよりご確認ください」という身に覚えのない宅配業者を装ったSMS(ショートメール)が届きました。
このURLにアクセスをすると、次のうちどんな事態が予想されるでしょうか?正しいものをすべて選んでください。
宅配業者を装った詐欺の可能性があり、アクセスすると、フィッシング詐欺に遭う
不正アプリをダウンロードさせるページに誘導される
個人情報を入力するよう誘導され、スマホ決済を不正利用され、事件に巻き込まれる
宅配業者を装った詐欺の可能性があり、アクセスすると、フィッシング詐欺に遭う
不正アプリをダウンロードさせるページに誘導される
個人情報を入力するよう誘導され、スマホ決済を不正利用され、事件に巻き込まれる
宅配便通知を装ったSMSで詐欺サイトに誘導する「フィッシング詐欺」では下記のような被害が確認されています。
・不正アプリをダウンロードさせられた数日後、自分の電話番号から偽SMSが100回以上発信されてしまっていて、見知らぬ人からの着信が止まらなくなった。
・リンク先のフィッシングサイトで個人情報を入力するよう誘導され、数万円のキャリア決済をされた。
不審なSMSのURLには絶対にアクセスしてはいけません。
子どもにとって有害なサイトへのアクセスをブロックしたり、アプリの利用制限を設けてくれる「フィルタリング」。機種やデバイスにもよりますが、「フィルタリング」でできることを選んでください。
フィルタリングの使用・不使用は個別のアプリごとには設定できる
フィルタリングは一度設定しても変更できる
フリーWi-Fiでもフィルタリングが使える
フィルタリングアプリなどを使って、使用時間を設定できる
台風のさなか、SNSを見ていた子どもが、「○○川が氾濫してる!みんなに知らせなきゃ」と言ってその画像を見せてくれました。そのとき、親がとる行動として正しいものを選んでください。
「そうだね!」とSNSでシェアするよう促す
人の投稿をあまり拡散するのもよくないので、数人の友だちにだけ知らせるよう促す
「ちょっと待って」と止め、本当に氾濫しているかどうか、ニュースサイトやほかのSNSで確認する
最近は、子どものおこづかいをスマホのQRコード決済で渡す家庭もあるようです。おこづかいをQRコード決済にした場合、あてはまるものを選んでください。
必要な時に必要な分だけ渡せる
何に使ったかわからなくなる
お金をなくす危険性がなくなる
災害時(災害への備えも含め)、スマホはどのように活用するのがよいでしょうか。正しいものをすべて選んでください。
災害に遭ったら必ずつながるまで親に電話をかけ続ける
災害用伝言板サービスの使い方を子どもと学んでおく
無事が確認できたら、次の連絡のタイミングを決めてそれまで電源を切る
アンケートに入力いただいた情報は統計のみに使用し、
それ以外の目的で使用することはありません。
正直な人でもフェイクニュースを拡散してしまうケースも多いです。
フェイクニュースがSNS上で流れると、個人が誹謗・中傷されたり、業務が妨害されたり、混乱が生じたりすることがあります。
また、近年は、「生成AI」で本物そっくりな画像・動画も作れるようになり、真偽の見極めが難しくなっています。
自分に教えてくれた人が誰であっても、慌てて拡散せず、情報の真偽を確かめる態度が求められます。お子さまにもアドバイスをお願いします。